皆さまこんにちは。
世田谷で水回りのリフォーム工事をしている、ワイズテクニカルサービスです。
洗面台は家族全員が毎日使う使用頻度の高い水回り設備です。ヒビや欠けをそのまま放置してしまうと、内部までサビや腐食が浸透し、水漏れなどのトラブルに繋がる可能性があります。そこで、実際にヒビや欠けが見つかった場合、自宅にある工具や市販の補修材を使って自分でメンテナンスできるのか、それとも専門業者の業者に依頼すべきケースなのか、素材別の補修方法と事例、そして注意点について解説します。
■洗面台に使用される素材の特徴
・陶器
陶器は最も広く使用されている素材で、手ごろな価格でありながらデザインやカラーバリエーションが豊富です。
美しい光沢を持ち、傷がつきにくくお手入れが簡単という利点があります。しかし、重い物がぶつかると衝撃に弱く、傷やひび割れが生じることがあります。ひび割れが発生した場合、部分的な補修が難しいため、通常は洗面ボウル全体の交換が必要となります。
・ホーロー
ホーローは鉄や銅といった金属をガラス質でコーティングしたもので、ガラスの美しい光沢と優れた耐熱性・耐水性が特徴です。傷がつきにくく、お手入れがしやすいというメリットもあります。一方で、表面のガラスコーティングが剥がれたりひび割れたりすると、内部の金属がサビる可能性があります。
・樹脂
樹脂にはアクリル樹脂やポリエステル樹脂などが含まれ、人工大理石とも呼ばれます。この素材は大量生産が可能で手ごろな価格であり、デザインやカラーバリエーションも豊富です。他の素材と比べてひび割れに強いですが、細かい傷が付きやすく、変色しやすい点に注意が必要です。
■洗面台のひび割れの主な原因
洗面台のひび割れは、日常的に使用される場所であるため、さまざまな原因によって引き起こされます。ひび割れの主な原因として以下の点が挙げられます。
・衝撃が加わる事でのひび割れ
洗面台に重い物を落としたり、硬い物で強く叩いたりすることで、表面にひびが入ることがあります。特に陶器やガラス製の洗面台は割れやすいので注意が必要です。
・経年劣化
長期間使用されることで、素材が劣化し、ひび割れが発生しやすくなります。特に、古い洗面台は構造がもろくなりやすく、細かいひびが広がることがあります。
・急激な温度変化
洗面台は冷たい水や温かいお湯に頻繁に触れる場所であり、温度変化が激しいと素材が膨張・収縮を繰り返し、その結果ひび割れが発生することがあります。特に、冬場に急激なお湯を使う場合や、夏場の高温が原因で割れやすくなります。
・想定されていない使い方
例えば、洗剤や掃除用の強力な化学薬品が洗面台に長時間付着することで、素材が劣化しやすくなることがあります。また、洗面台の設置時に十分な支えがない場合や、取り付けが不適切であると、使用中にひびが入ることがあります。
・構造上の問題
製造時の欠陥や取り付けミスなどが原因で、洗面台にひび割れが発生する可能性があります。特に新築やリフォーム後にすぐにひび割れが見つかる場合は、施工時の問題を疑うべきです。
以上のように、洗面台のひび割れにはさまざまな原因があり、それぞれ対策が必要です。日常的な取り扱いに気をつけるとともに、早めの修理や専門業者への依頼を検討することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
■ひび割れは自分で補修できる?
多くの人は「DIYで簡単に修理できる」と考えがちですが、実際にはそう簡単ではありません。
まず、ひび割れの原因を正確に突き止めることが難しいことが挙げられます。例えば、地震や重い物を落としたことが原因の場合もあれば、長年の使用による劣化が原因の場合もあります。原因を特定しなければ適切な対策が取れず、再発のリスクが高まります。
また、ひび割れの修理には専用の工具や材料が必要です。市販の補修キットでは表面的な修理しかできず、内部のダメージを完全に修復することは困難です。専門の技術が要求されるため、素人が行うと見た目が悪くなるだけでなく、水漏れやカビの発生といった二次災害を招きかねません。特に、水回りの修理は防水対策が重要なため、専門知識がないと失敗するリスクが高いです。
さらに、メーカーや施工業者によっては、DIY修理を行った後の保証が無効になる場合があります。DIYで修理を試みた結果、問題が悪化し、最終的にはプロに依頼する必要が出てくることも多いのです。その際、初期の不具合だけでなく、DIYで追加された問題も修理する必要があるため、コストが余計にかかることになります。
洗面台のひび割れは表面的には簡単そうに見えるかもしれませんが、実際には高度な技術と知識が求められるため、DIYでは直すことが難しいのです。確実な修理を求める場合は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。専門家による修理は、長期的な安心と持続的な結果をもたらすため、総合的に見てコストパフォーマンスが優れています。
■専門業者に依頼するタイミングは?
洗面台のひび割れの修理を自分で試みるのは被害を拡大させる可能性が高いため、以下を参考に専門業者へ依頼しましょう。
・ひび割れがかなり深刻
ひび割れが軽微で表面に留まっている場合は、市販の補修キットを使用することで十分に対処可能です。一方、ひびが深く入り込んでいる場合や、洗面ボウル全体に広がっている場合は、早急に専門業者に依頼することをおすすめします。深いひび割れは水漏れの原因となり、建物内部に湿気やカビを引き起こすリスクを含んでいます。
・使用頻度が高い
例えば、家庭内で一日に何度も使用される洗面台にひびが入っている場合、応急処置では再び問題が発生する可能性が高いです。このような場合も、耐久性を重視して専門業者に修理を依頼するのが賢明です。
・保証が適用される
保証期間内であれば、無料で修理を受けられる場合があります。また、アフターサービスとして点検や部分的な補修が受けられることもあるため、購入時の保証内容を確認しましょう。
■まとめ
洗面台のひび割れは、家庭で頻繁に使用されるため放置すると大きな問題を引き起こす可能性があります。
洗面台の素材によってもそれぞれ対策が異なるため、日常的な注意と定期的な点検が必要です。しかし、DIYでの補修は高度な技術が要求され、水回り特有の防水対策も欠かせません。ご自身で補修するのが少しでも心配な方は、専門業者に依頼することが最善です。専門的な知識と技術を持つ方に任せることで、長期間にわたり安心して使用できる環境が整います。
世田谷を中心に水回りのリフォーム工事をしている株式会社ワイズテクニカルサービスでは、トイレに関する工事だけでなくキッチン、給湯器、お風呂、洗面台など設備に関する工事全て承っております。緊急対応はもちろん、小さなお悩みでも結構です。お気軽にお問い合わせください。